ここ5~6年位でしょうか。
大リーグ大谷翔平選手に対しては、個人的には感謝の気持しかありません。
試合での投打の活躍や、報道で知った、他を圧する結果に辿り着くまでのチャレンジ、日々のルーティーン、振る舞いに関する数々のエピソード。
大谷選手は私の子供と同じような年齢です。
ですが、ひとりの人間として尊敬しています。
公私共に「これはもうだめかな‥」と、何度も諦めそうになった時に勇気付けられ、チャレンジを続ける事への励みになりました。
同じような気持ちで、あなたの事を見ているひとは世界中に沢山いる事と思います。
「夢を実現する為に宣言する力」と、「目標に向かっての努力を日々継続する生き様の美しさ」。
直接本人に会って、感謝の意を伝えたい所ですが、その術もなく、今の気持ちを手紙にしてみました。
私の人生は、まだ道半ばですが、命ある限り、チャレンジを続けていきたいと思います。
それと、いつか大谷選手に関係する小説を書きたいです。
ご自身が登場の小説ではなく、その生き様に影響を受けた人の話の方を書いてみたいと思います。
拝啓 大谷翔平様
先日の「ロサンジェルスドジャース」ワールドシリーズ連覇おめでとうございます。
最終第7戦の最後の最後まで目の離せない展開で、どちらが勝つかはわかりませんでした。
ただ、あなたが勝ちにこだわる事を、私達はよく知っています。
ですから、あなたにとっては本意ではないかもしれませんが、この試合、私にとっては、勝敗がどうあれ、日々見せてもらった、あなたの1年間のシーズンの集大成に相応しいものだと思いました。
全ての努力の結果は勿論報われた方がいいのでしょうが、あまりにも痺れる試合展開の中で思ったのは、最後の最後は「勝たせてあげて」と応援する気持ちとは裏腹に、ここまで積み上げたものは何も「色褪せない。感動は勝敗を超える。ここまでの試合を見せてくれてありがとう」という感謝の気持ちになったからです
今回のワールドシリーズを通じ、相手チームからの厳しいマークや、限界突破にもチャレンジした投打2刀流の活躍は、ただ時間を忘れ、イチファンとして興奮して見させて頂きました。
私自身、会社員として組織に属するチームの一員。
家庭では子供を持つ親。
そして、新しい夢に向かってのチャレンジも続けています。
3年前まであなたが所属していたエンゼルス時代は、獅子奮闘の活躍があっても、ポストシーズン出場さえ叶わないという不遇の日々でした。
私は、その時も貴方の事を見ていました。
毎試合の様に、あなたが投打で活躍直の後、お決まりの逆転負けで、負けてしまった瞬間の絶望の表情。
故障してしまうまで、あなたは文句ひとつ言わずに腕を振り続けました。
あなたの勝ちたい気持ちや、勝利への渇望の強さは、WBCで優勝した時、私達に強く伝わりました。
最近、思います。
あなたの野球選手としての生き方の本質とは、「勝利の為に自身、何ができるか」、「その為に日々何をするかを考えてそのルーティーンを実現する」事だと。
既に長年の習慣で、日常生活と同化し、凡人の考える努力という言葉の意味を超越していて、ご本人は努力なんて野暮な認識はないのだと思います。
今の所属チームであるドジャースは、あなたにとっては「勝利に繋がる」報われる苦労で、「心の底から野球をする事を楽しんでいる」と表情を見ていても感じます。
「勝利に繋がる」という共通の目標を共有できるメンバーが現場・フロントに溢れているチームに移籍して、本当に良かったと人間大谷選手のファンとして思います。
これで今年のシーズンが終わり、私にとっては、来シーズンの開幕までの長い「大谷ロス期間」が始まりました。
思えばあなたも31歳。
あと何年現役を続けてくれるのでしょうか。
あなたは高校時代「人生設計シート」を書きました。
そこには、「40歳 引退試合でノーヒットノーラン」と記しました。
「うーん‥‥」その時まではあと9年ですか。
引退計画は早すぎませんか。
同じように、あなたの「人生設計シート」には32歳で2度目のワールドシリーズ制覇とも記されていましたが、実際には前倒しで31歳で2度目の制覇です。
あなたは、全てにおいて少年時代の夢を超えた人生を送っています。
ただ引退は‥‥早くても50歳位にして貰いたいです。
マリナーズでイチロー選手が引退したのが45歳。
ご本人は引退理由を「結果が出せなかった」と語りましたが、関連報道では動体視力の衰えや老眼等、目が原因ではないかとも言われていました。
「大谷ロス期間」が来春までだと待てるかもしれませんが、あなたの引退後は、二度と選手としての姿を見る事はできず、「永遠に大谷ロス」に突入してしまいます。
あなたには、打者と投手の両方の優れたスキルがあります。
45歳で打者を引退したとしても、目の影響が少ないと思われる投手で50歳位まで現役で私達に夢を与え続けて下さい。
きっと、その頃でも、あなたの野球をしている意味「チームの勝利への貢献」は十分果たせるはずです。
「永遠に大谷ロス」
‥‥その日だけは迎えたくないファンより。
敬具
